クイックノート

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DTIのVPS(ServersMan)を上位プランに変更してみた

DTI が提供している VPS の ServersMan では、
より多くの計算リソースが必要となった時に、
上位プランに変更することで、
メモリやHDDを追加することができます。

Entry プランでは、ストレージ 50GB、メモリ 2GBですが、
Standard プランでは、ストレージ 100GB、メモリ 4GB となり、
単純に2倍となります。
ただし、月額料金も2倍です。

ところが、公式では、ストレージとメモリの容量のみが公開されていて、
CPU についてはプラン毎でどう違うのかが明記されていません。

以前の記事で、Entry プランでのCPUについて調べましたが、
今回、Standardプランに変更したことで、
CPUがどのように変わったかを調べておきましょう。

clean-copy-of-onenote.hatenablog.com

Standard プランへの移行

プランの移行は、VPSの管理ツールである myDTI から、
プラン変更を申し込むだけで行えます。

今動いているサーバー上のデータはそのまま引き継がれるので、
移行はかなり簡単にできます。

が、当然いくつか気を付けるべきことはあるので、
移行時に注意することをまとめておきます。

IPアドレスが変更になる

プラン変更時には、サーバー上のデータはそのまま引き継がれますが、
唯一、IPアドレスだけは変更されてしまいます。

IPアドレスが変更されると、
サイトの住所が変更されたような状態になるので、
そのままだと、
元のIPアドレスにアクセスしようとして繋がらなくなってしまいます。

忘れずに、DNSサーバーに、
ドメイン名とIPアドレスの対応の更新を申請しましょう。

IPアドレスは変更になっても、
ドメイン名を引き継げば、
検索エンジンからの評価等も引き継がれるので、
そこは安心してください。

サーバーが再起動される

データはそのまま引き継がれますが、
プラン変更時には、一旦、サーバーが再起動されます。

そのため、サーバーで起動しているプログラムは一旦終了されるので、
実行途中のプログラムであったり、
サーバーの再起動時に自動起動にしていないプログラムなどがあれば、
注意する必要があります。

再起動に時間がかかる

また、再起動にかかる時間にも注意が必要です。

プラン変更時に公式からアナウンスされるのは、
「サーバーの起動までに約15分程度かかる」というものでしたが、
私の場合、実際には30分以上から1時間程度の時間がかかりました。

このため、VPSをWebサーバーなどに利用している場合は、
なるべくアクセスの少ないタイミングなど、
サーバーの停止による影響が小さい時間帯を狙うことが無難です。

StandardプランのCPU資源

Entry プランから Standard プランに移ると、
ストレージとメモリが2倍になります。

一方で、CPUに関しては、公式で情報が公開されていません。

過去の記事でEntry プランについて調べた際には、
426MHzのプロセッサーが2つ与えられていましたが、
Standard プランに変更することで、どのように変化するでしょうか。

cat /proc/cpuinfo でCPUの情報を表示してみましょう。

clean-copy-of-onenote.hatenablog.com

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クロック周波数はEntryプランと同様に426MHz程度ですが、
プロセッサーが0~3までの4つ割り当てられていました。

ということで、Standardプランに移行することで、
プロセッサー数が2倍になるということですね。

まとめ

利用中の ServersMan のプランを、
EntryプランからStandardプランに変更したので、
その時の注意点と、CPU資源の変化についてまとめました。

やってみるまで分からなかったので、期待と不安が半々でしたが、
CPUもちゃんと追加されるということが分かって良かったです。

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