クイックノート

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「その問題、数理モデルが解決します」

久しぶりに本屋に行くと、
なにやら面白そうな本を見つけました。

帯を見ていると、日常の問題を数理モデルを使って解いていくというものらしい。。。

このブログでも、たまに、日常の問題を数学的に捉えてみるという内容を扱っていたりするので、
これは読まねばと思い、購入しました。

clean-copy-of-onenote.hatenablog.com

購入してから、積読化していたのですが、
丁度、出張があったので、
その移動時間を利用して通して読みました。

その感想をまとめておきたいと思います。

ストーリー性があり読みやすい

本を開く前は、淡々と、問題と数理モデルの対応が書かれているような、
教科書的なものを想像していたのですが、
実は、この本、小説のようなストーリーの中で数理モデルの説明がされます。

登場人物は、大学生の2人なのですが、
数学に疎い子が持ってきた問題を、
もう一人の子が数理モデルで解くといった形で、
ストーリーを楽しみながら数理モデルを学ぶことができます。

ふと数学ガールを思い出しました。

数学ガールに比べると、短編のストーリーのまとまりになっているので、
こちらの方はテンポよく読めると思います。

身近な問題で分かりやすい

「数学ってなんの役に立つの」というのは、よく聞く言葉ですが、
この本では、こんな問題を解くために数学が使えますよということを紹介してくれます。

扱われている問題も、就活など実生活に近い問題ばかりなので、
数理モデルという普段は実体がよく分からないものを、
よりリアルに感じながら学べます。

関連する記事

本書の中には、多数決に関する話題が出てきます。

中でも、多数決に参加する人それぞれの選択確率に偏りがある状況を扱うのは、
過去の記事で扱った二段階の多数決を思い出させます。

clean-copy-of-onenote.hatenablog.com

まとめ

数学に興味のない人でも、
実生活の問題が関わってくると、興味があると思います。

一つ一つの話は短く、読みやすいので、
ちょっとした隙間時間に、1話ずつ読むこともできますし、
興味を持った人は是非、お手に取ってみてください。

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