ディスク容量が足りなくなると、
ファイルの保存や、ダウンロードが出来なくなります。
もちろん、そうなる前に、ディスク容量が減ってきたなと思ったら、
ファイルの整理をしておくのがいいのですが、
面倒で放っておいたら、ディスクを使い切ってしまった!
というのもよくあるのではないでしょうか。
本当にディスクを使い切ると厄介なのは、
新たにソフトをダウンロード、インストールすることも出来なくなるのに加えて、
既存のソフトも正常な動作をしない可能性が出てくるので、
できることが極端に少なくなることです。
そんな緊急事態とも言える状況でフォルダ整理をするための方法をまとめておきます。
容量に余裕があればディスク使用量解析ツールを使う
容量が逼迫しているけど、
まだ軽量のソフトをインストールするくらいの余裕があるという場合は、
使用量解析ツールを使うのが便利です。
例えば「DiskInfo」を使うと、
どのフォルダが何割ディスク容量を使っているかを表示してくれるので、
どのフォルダを整理すればいいのかが一目瞭然になります。
使い方も簡単で、プログラムを起動した後、
「Ctrl + N」で新しい解析を開始して、
解析したいドライブを選択して、「OK」をクリックするだけです。
しばらくすると、フォルダの一覧とそのサイズやディスク使用率が表示され、
サブフォルダ、そのまたサブフォルダと順に辿っていくことができます。
後は、使用率の大きい不要なファイルを優先的に削除していき、
必要な容量を確保しましょう。
本当に一杯の時はコマンドに頼る
本当にディスクが一杯になると、
ソフトウェアがダウンロードできないだけではなく、
windows のディスククリーナーすら動いてくれなかったりと、
できることが限られてきます。
そんなときは、コマンドなどの最低限の機能に頼りながら、
ファイルの整理をする羽目になります。
できれば、こうなる前に整理しておきたいですが、
なってしまったらしょうがありません。
linux コマンドが使えれば 「du -s *」を使う
ディスクが一杯になる以前に linux コマンドが使える環境を整えていれば、
非常に便利なコマンドが使えます。
コマンドを使えるようにする設定は、下記の記事を参考にして下さい。
clean-copy-of-onenote.hatenablog.com
サイズを知りたいサブフォルダが含まれたフォルダを開き、
アドレスバーに「cmd」と打ち込んで「Enter」を押すと、
そのフォルダでコマンドプロンプトを開くことができます。
コマンドプロンプト上で、
du -s *
を実行すると、フォルダに含まれているサブフォルダのサイズを一覧で表示してくれます。
この一覧を参考に、サイズの大きいサブフォルダに入って、
再びdu -s *
を実行、と繰り返していくことで、
ファイルサイズは大きいけど不要なファイルを見つけることができます。
これで少しでもまとまった容量を確保できれば、
上の「DiskInfo」のようなソフトを動かすことができるので、
後はそちらを使ってファイルの整理をすると良いでしょう。
フォルダサイズを一つ一つ地道に確認する
linux コマンドを使えるように設定していない場合は、
後からインストールしようと思っても、ディスクが一杯でできないということになります。
そうなると、地道ですが、一つ一つのフォルダサイズを確認しながら、
不要な大きいファイルを見つけていくのが、早いでしょう。
フォルダサイズを確認するには、確認したいフォルダを右クリックし、
「プロパティ」を選択します。
すると、「サイズ」が表示されるので、この大きさを目安に、
大きなゴミファイルを見つけていきましょう。
やはり、少しでも容量が確保できれば、
解析ツールを使って本格的なゴミ掃除に移るのが良いでしょう。
まとめ
そんなに大きなファイルをダウンロードしたりしないから大丈夫だろうと思っていても、
自動バックアップ機能などで、気づくと容量が一杯になっているなんてことも少なくありません。
本当に容量に余裕がない状況だと、コマンドが威力を発揮するので、
予め、bash on windows などのコマンド環境を整えておくのは大切かもしれませんね。