クイックノート

ちょっとした発見・アイデアから知識の発掘を

Gmailで「迷惑メールでないことを報告」が効かない時の対処法

Gmailでは自動で迷惑メールを振り分けてくれる機能があります。
ところが、中には迷惑メールでないのに、
迷惑メールに振り分けられてメールを見逃したなんてこともあります。

そのような誤判定を受けたメールについては、
「迷惑メールでないことを報告」ボタンをクリックして、
次のメールからは間違って判定されないことを期待します。

f:id:u874072e:20200605085857p:plain
迷惑メールでないことを報告

ところが、何度「迷惑メールでないことを報告」しても、
何度も迷惑メールに振り分けられてしまうものがありました。

今回はこのように迷惑メールでないことを報告が効かない場合の対処方法をご紹介します。

どうしても迷惑メールになるメールの特徴

今回迷惑メールに振り分けられてしまうメールにはある特徴がありました。
Gmailではメールにアイコンが表示されますが、
迷惑メールと判定されたメールでは、
そのアイコンが?になっていました。

f:id:u874072e:20200605101526p:plain
認証されていないメール送信者のアイコン

このはてなマークは、
メールが認証されていない場合につけられます。

手紙で差出人を偽って書くことができるように、
メールでも差出人を偽ることができてしまいます。
メールの認証とはそのような成りすましを防ぐ仕組みになります。

Gmailでは電子署名SPFという認証の仕組みを使っていますが、
今回問題となっているメールでは送信側で認証の設定を行なっていないため、
送信者が成りすましでないかを判断できず、
スパムメールとして判断されているようです。

SPFの認証が行えなかった場合、
「メッセージのソースを表示」すると、
下のようにSPFがNEUTRALと表示されます。
認証が行われた場合はPASSと表示されます。

f:id:u874072e:20200605101720p:plain
SPFがNEUTRALに

対処法

素直に考えると、
送信側で認証が有効になるように設定してもらえば良いように思います。
ところが、送信側のサーバーは別組織の人が管理しているので、
設定変更のお願いも簡単ではありません。

そこで、受信側で対処する方法を紹介します。
受信側ではフィルタを使って、
指定したメールアドレスの迷惑メールの判定を無効にします。

  1. メール右の「・・・」から「メールの自動振り分け設定」をクリック
    f:id:u874072e:20200605134823p:plain
    メールの自動振り分けを設定
  2. メールアドレスを確認して「フィルタを作成」をクリック
    f:id:u874072e:20200605134934p:plain
    フィルタを作成
  3. 「迷惑メールにしない」にチェックを入れて「フィルタ作成」
    f:id:u874072e:20200605135007p:plain
    迷惑メールにしない

これで、フィルタが作成され、
指定したメールアドレスからのメールは迷惑メールに入らなくなります。

その後届いたメールには、下のように、
フィルタによって迷惑メールに振り分けられなかったと表示されるようになります。

f:id:u874072e:20200605085811p:plain
誤判定を回避

まとめ

Gmailで何度も迷惑メールとして判定されてしまうメールを、
迷惑メールにしない方法を紹介しました。

自動的にメールを振り分けてくれるのは便利な機能ですが、
時には人手で操作することもまだまだ必要ですね。

プライバシーポリシー