最近、職場のエレベータの調子が悪くて困っています。
閉じ込められた人がいたとか、
エレベータがずれて止まったとかの問題が起きて、
そのたびに、修理待ちとなってしまいます。
気になったので、そのエレベータのメーカーを調べてみると、
いわゆる大手電機メーカーではなく、
あまり聞いたことのない会社名でした。
(業界では名前が知られているようで、
ネットで検索するとすぐにヒットします。)
さて、そこで気になったのは、大手電機メーカーと、
その他のメーカーで比べた時に、
エレベーターの事故の起こりやすさに違いはあるのかということです。
ということで、メーカー毎のエレベータ事故を調べてみます。
方法
国土交通省がエレベータ事故の調査報告書を公開しています。
そこで、公開されている「エレベーター事故調査報告書」
を収集して、報告されているエレベーター事故の
製造会社を抽出します。
大きな事故のみが対象となっているのか、
収集できた事故は全部で16件でした。
結果
それでは、事故調査報告書に報告されていた、
事故を起こしたエレベータの製造会社毎に事故件数をまとめます。
最大手電気メーカの三菱や、東芝も入ってきていますね。
ただし、この結果だけでどこのエレベータの事故が起こりやすいということはできません。
なぜなら、メーカー毎に、製造しているエレベータの台数が異なり、
台数が多い方が、当然、故障や事故も自然と多くなるからです。
逆に、ここに名前が挙がっていない大手のメーカーは事故が少ないメーカーだと言えそうですね。
まとめ
エレベータ事故調査報告書に挙がっているエレベーター製造会社を抽出しました。
エレベーターのシェアだけで言うと、大手電機メーカーがほとんどを占めるのに対して、
上で上がっている事故件数では、その他のメーカーが多数を占めていることを考えると、
さすが、大手メーカーは事故が少ないと言えそうでしょうか。
正確には、台数のうちで何件の事故が合ったかを調べる必要がありますが、
今回は、簡単な調査にとどめておきます。