私は、昔から文章を書くことに苦手意識があります。
小学校の作文や読書感想文を書くときに、
「書けと言われても何を書けばいいのか分からない」
と、白紙の原稿用紙を眺めながら、
延々と時間が過ぎていき、
気づけば、みんな書き終えてるのに、
自分の原稿用紙は真っ白、
なんて苦い記憶がよみがえってきます。
そんな私でも、ブログは何とか書くことができています。
それに、昔よりも文章を書くことに抵抗がなくなってきました。
では、それはなぜなのでしょう。
そこに、文章を書くヒントがあるかもしれません。
書くことはある
書くことがないというのはどういう状況でしょうか。
感想をかけと言われても、特に何も書くことがないというのは、
感情を大きく揺さぶられるようなことが起きていないということでしょう。
実際には、小さな感情の波はあるはずです。
その小さな山の部分を拾い上げれば、
書くことはあるはずです。
この小さい山をわざと大きく見せるように書く必要はありません。
小さい山を小さいまま拾い上げれば、それでいいのです。
慣れてくると、小さい山同士の高さの違いも分かってきます。
この山は少し大きいから、ちょっと重要な感じに書こうとか、
メリハリをつける参考にもなります。
大きな視点で文章を作る
何をどう書いたらいいのか分からないという時は、
まず、文章の構成という大きな視点で作ってみると良いことがあります。
文が書けないのに、
構成なんて考えれるわけがないと思うかもしれませんが、
むしろ逆です。
真っ白な紙に文章を書き始めるとき、
始まりも見えなければ終わりも見えません。
そこに、次のような大きな構成を考えるとどうでしょう。
とりあえず、何を書けば良さそうかがぼんやり見えてきます。
それに、これ図を作るだけならとても簡単です。
一番大きな括りができたら、
さらに、細かな括りを作ってみましょう。
かなり、ゴールが見えてきた気がします。
いきなり文章を書き始める方が難しい気がしてきませんか?
大きな構成の方が、大雑把なので実は楽に作れるのです。
楽なところから徐々に難しくしていく方が、
精神衛生的にも良さそうですね。
しかも、大まかな流れは始めにできているので、
細かく書き込んでいっても、文章の流れが崩れにくいという利点もあります。
まとめ
文章を書くのが苦手な私が文章を書けている理由をまとめました。
小さな山を見つけていくことと、
大きな流れから考えることで、
書くことが簡単になるかもしれません。