学校の予習・復習あるいは、
卒業後の生涯学習を行っていくうえで、
教材が必要になってきます。
最近では、大学の講義を一般向けに公開するMOOCであったり、
動画サイトで個人が授業動画をアップロードしたり、
映像つきの教材がインターネット上に増えてきました。
また、映像コンテンツが普及する前から、
個人サイトで教材を公開するような流れもあります。
これからの時代では、
これらのオンライン教材を上手に活用することで、
自分に必要なスキルを独学で獲得していくことも現実味を帯びてきます。
そのような流れを先取り、
あるいは乗り遅れないように、
使う使わないは別としても、
まず、使える教材は何があるのかを知っておきたいものです。
この記事では、
独学に使えそうな教材を公開しているサイトをまとめていきます。
動画教材
MOOC
MOOCとはMassive Open Online Courseの略で、
大学の講義動画などのインターネット上に公開し、
その大学の学生以外の一般の人でも、
講義を視聴し、学習に使うことのできる仕組みです。
MOOC には、主に
- 大学毎に公開する形
- 大学を横断した専用サイトを通じて公開する形
の2種類があります。
大学毎に公開されているものは、
「○○大学 MOOC」
のように大学名で検索すると見つかります。
大学を横断したものでは、
海外のサイトでは、
などがあります。
動画ニュース
こちらのサイトでは、科学に関する動画が多数公開されており、
内容も易しいものが多いので、講義はちょっと重たいかなという人にはオススメです。
個人動画
個人が動画に公開している解説動画も
教材として使うことができます。
例えば、YouTubeなどで、
「方程式 解き方」
などと検索すると、
多数の動画が見つかります。
ピンポイントで知りたいことがある場合は、
こちらの方が、目的にあった教材を得ることができそうです。
スライド教材
動画だと、講師の喋るスピードに合わせることになりますが、
講義資料だけあれば、後は自分のペースで勉強するよという人にオススメなのが、
スライド教材です。
以下のサイトでは、プレゼンなどに使うスライドを投稿して、
誰でも、スライドが見れるようになっており、
目当てのトピックについて解説されたスライドを探すことができます。
また、ネット上に転がっているスライドをGoogleで検索することもできて、
「キーワード filetype:ppt」
と検索すると、キーワードに関連した、
スライドファイルのみが検索結果として表示されます。
テキスト教材
インターネット上には多数のウェブサイトやブログがあり、
その中で、様々なことについて解説された文章や記事があります。
そのため、調べたいことが出てきたときに、その都度検索すれば、
たいていのことは調べられますが、
あくまで、自分が思いつくキーワードしか拾えないので、
体系的な知識を得るのは難しくなります。
そこで、ある程度、まとまった教材として使えるサイトを紹介していきます。
数学系
こちらは、絶版になった本が、オンラインで公開されているものです。
非常に中身の詰まった統計学の知識を得ることができます。
物理学系
こちらは、「ファインマン物理学」の原著をウェブ上に公開したものです。
中身は英語ですが、非常に有名な著書をそのまま読めるので、
教材として極めて有用です。
情報科学系
電子情報通信学会という日本の学会が公開している知識のまとめです。
こちらは、オンラインで公開されたネットワークに関する本です。
中身は英語ですが、過去に出版されたことのある本そのものなので、
とても濃密な内容となっています。
生命科学系
こちらは、生命科学系の新着論文について、
著者自身による日本語の解説記事を掲載しているサイトです。
シミュレーション教材
こちらは、教科別にシミュレーションを公開しているサイトです。
コンデンサの実験などをゲーム感覚でブラウザで体験することができます。
2020年から小学校でプログラミング教育が始まり、
算数や、理科などの教科でプログラミングを使った学習を取り入れることが目指されており、
その参考として、先生方にも魅力的なサイトだと思います。