リモートデスクトップの時だけ
何故かキーボードの入力がおかしいという問題に出くわしたので、
その時の解決方法をまとめておきます。
自分の場合は、なぜか韓国語の設定がレジストリに含まれていたせいで、
検索で引っかかる解決方法だけでは不十分だったので、
同じような状況になっている人に参考になれば幸いです。
症状
リモートデスクトップ(mstsc.exe)で、
リモートのPCに接続すると、
キーボードが正しく認識されない。
(「半角/全角」キーを入力するとバッククォート「`」が入力される。
「@」キーを入力すると大括弧「[」が入力される等々)
※ 動作環境 ローカルPC : Windows10 @ SurfaceBook リモートPC: Windows 7
原因
ローカルPCがキーボードレイアウトが英語キーボードになっている
+
韓国語の設定「LayerDriver KOR 」がレジストリに入ってる(ローカル、リモート共に)
解決策
原因を一つずつ潰していきます。
ローカルPCのキーボードレイアウトの変更
まずは、ローカルPCのキーボードレイアウトの設定を修正します。
1. 「設定」を開く
「Winキー」を入力して検索ボックスに「設定」と入力して、
ギアマークの設定アプリを開きます。
2. 「時刻と言語」→ 「地域と言語」→「優先する言語」の「日本語」→「オプション」
続いて、日本語の設定画面に移ります。
まずは、設定のトップ画面から「時刻と言語」を見つけてクリックします。
次に左のメニューから「地域と言語」をクリックします。
続いて、「優先する言語」の欄の「日本語」をクリックすると、
オプションのボタンが現れるので、
「オプション」をクリックします。
3. キーボードレイアウトを日本語レイアウトに
「ハードウェア キーボードレイアウト」の項目を確認して、
「英語キーボード」となっていたら、
「レイアウトの変更」をクリックします。
レイアウトの変更画面が表示されるので、
日本語キーボードを選択して、「今すぐ再起動」で、
PCを再起動し、設定の変更を反映します。
レジストリから「LayerDriver KOR 」を削除する
上の英語キーボード配列の設定だけが原因の場合は、
問題は解決されているはずですが、
レジストリに韓国語の設定が(なぜか)入っている場合は、
まだ正しくキーボード入力ができません。
そこで、直接レジストリを編集して、
「LayerDriver KOR」の設定を削除します。
1. レジストリエディタを開く
「Win + R」で「ファイル名を指定して実行」を開き、
「regedit」と入力してEnterを入力すると、
変更の許可が問われるので「はい」をクリックすると、
レジストリエディタが開かれます。
2. レジストリを移動する
アドレスバーに
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters
と入力してEnterキーを入力すると、
問題のレジストリーの設定に移動できます。
3. 「LayerDriver KOR」を削除する
設定の中に「LayerDriver KOR」があるかを確認し、
あれば、「LayerDriver KOR」を削除します。
「LayerDriver KOR」を右クリックして、「削除」を選択すると、
警告が表示されるので「はい」をクリックすると、
「LayerDriver KOR」が削除されます。
4. 再起動する
レジストリの変更内容を反映するためにPCの再起動を行います。
ローカルPCだけではなく、
リモートPCにもこの「LayerDriver KOR」が設定されている場合は、
両方とも削除することで、正しく入力できるようになりました。
まとめ
なぜ「LayerDriver KOR」が設定されていたのかという疑問が残るのですが、
とりあえず、リモートデスクトップは問題なく動作するようになったので良しとします。