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パワポのスライドを自動で日本語から英語に翻訳する

国内向けに作ったプレゼン資料と同じ内容を、
海外向けに発表するなんてことはよくあることですね。

わざわざ同じ内容を、日本語版、英語版の2つ作るのは面倒ですし、
最初から英語で作ってしまうのも、
国内の聴講者に優しくないので微妙ですね。

最近は Google 翻訳などの翻訳サービスが進んできているので、
これらを利用するのも良いのですが、
パワポには、ページタイトル、メインの文章、図の中の文章、
メモの文章など、様々な文章が散り散りのオブジェクトになっているので、
一つ一つコピペして翻訳するのも非常に面倒ですよね。

実は、このパワポ内の全ての文章を一括で翻訳してくれる
追加機能があったんです!

これを使えば、スライド内の文字はもちろん、
メモに書いた発表原稿も全て翻訳されるので、
スライドの準備が捗ります。

もちろん、最後は自分の手で修正することも必要ですが、
その土台が自動的に瞬時に作れると、
スライド作成がかなり楽になりますね。

それでは、スライド一括翻訳の方法について説明します。

準備

スライドの一括翻訳機能は、
パワーポイントの追加機能として提供されます。

そこで、まずはその追加機能「Presentation Translator」を、
インストールします。

  1. 下記サイトにアクセスする translator.microsoft.com
  2. 「DOWNLOAD NOW」をクリック f:id:u874072e:20190201152707p:plain
  3. 「Download」をクリックしファイルを保存する f:id:u874072e:20190201152810p:plain
  4. ダウンロードしたファイルを実行する
  5. インストーラーの指示に従ってインストールを完了する

途中で再起動が必要なので注意してください。

スライドの一括翻訳

「Presentation translator」をインストールできたら、
後は、翻訳したいスライドをパワーポイントで開いて、
翻訳をかけるだけです。

  1. スライドをPowerPointで開く
  2. メニューバーの「スライドショー」を選択する f:id:u874072e:20190201151554p:plain
  3. メニューリボン右の「スライドを翻訳する」をクリック f:id:u874072e:20190201151609p:plain
  4. 翻訳の言語を設定して「スライドを翻訳する」をクリック f:id:u874072e:20190201151638p:plain
  5. 翻訳語のファイル名を指定して「保存」をクリック f:id:u874072e:20190201151656p:plain

翻訳結果は、開いたファイルとは別のファイルとして保存されるので、
開いている日本語版が消えてしまうということはありません。

翻訳結果の例

下の画像は、日本語のスライドを
Presentation Translator で英語に翻訳した例になります。

f:id:u874072e:20190201153813p:plainf:id:u874072e:20190201153839p:plain

スライドのタイトルや、スライド内の本文はもちろん、
図として挿入されたテキストボックスや、
ノートに書いたメモも含めて全てが翻訳されていることが分かります。

まとめ

グローバルな時代に入り、
複数言語版の資料を用意するシーンは、
ビジネスでも増えてきました。

そんなときに、この一括翻訳を知っていると、
資料作成が捗りそうですね。

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