今年度も余った予算の使い道を考える時期がやってまいりました。
予算の使い道の一つとして、パソコンは魅力的ですが、
中でも、軽量で移動中も難なく使える「モバイルノートPC」は、
とりあえず持っておくのに便利です。
各種メーカーがモバイルノートPCを販売している中、
そのスペックの相場や、価格の相場を知るために、
メーカー別にそのメーカーの最高級と言えるモバイルノートをまとめてみました。
ハードウェアの性能を重視するので、
CPU、メモリ、ストレージを最大までカスタマイズした際のスペックを調べています。
また、調べる対象は、モバイルノートPCとして主流な13~13.3型としています。
ただし、一部メーカーでは14型しかないため、その場合はそちらを掲載しています。
- 一覧表
- Apple「Mac Book Pro」
- 東芝「dynabook U63/M」
- NEC「Lavie Direct HZ」
- 富士通「LIFEBOOK WU2/C3」
- パナソニック「レッツノート LV7」
- SONY 「VAIO S13」
- レノボ「ThinkPad L390」
- ASUS「ZenBook S」
- まとめ
一覧表
比較しやすいように、
一覧表を下に掲載しておきます。
メーカー | 価格(税別) | CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|---|
Apple | 407800円 | Core i7 2.7GHz クアッドコア | 16GB | 2TB SSD |
東芝 | 514800円 | Core i7 1.9 GHz クアッドコア | 16GB | 256GB SSD |
NEC | 198800円 | Core i7 1.8 GHz クアッドコア | 8GB | 1TB SSD |
富士通 | 312664円 | Core i7 1.8 GHz クアッドコア | 16GB | 1TB SSD |
パナソニック | 382800円 | Core i7 1.9 GHz クアッドコア | 16GB | 1TB SSD |
ソニー | 259800円 | Core i7 1.8 GHz クアッドコア | 16GB | 1TB SSD |
レノボ | 259200円 | Core i7 1.8 GHz クアッドコア | 32GB | 512GB SSD |
ASUS | 229800円 | Core i7 1.8GHz クアッドコア | 16GB | 1TB SSD |
高スペックの相場として、
CPUはクアッドコアが標準的で、
クロック周波数1.8~1.9GHzあたりとなっているようです。
また、メモリに関しては、基本的には16GBが最高ですが、
レノボのように32GBまで積む構成もあるようです。
ストレージに関しては、SSDが主流となりつつあり、
1TBが上限の目安ですね。
ただし、Appleのように、2TBのSSDを積む構成もあります。
Apple「Mac Book Pro」
おしゃれなPCと言えば、Macみたいなイメージになりつつありますが、
カスタマイズの自由度も高いという重要な特徴があります。
おかげで、予算に合わせてハードウェアを追加していくことが容易で、
お金をかければ、トップクラスのスペックに持っていくこともできますし、
それなりの値段でそれなりのスペックという構成も可能です。
東芝「dynabook U63/M」
非常に高価なモデルが存在することが、dynabookの特徴です。
もちろん価格の低いものもあるので、
予算に応じて、幅広く価格を選べるのがメリットですね。
また、タッチパネルなしのモデルでは、
バッテリー駆動時間が「16.5時間」と長いのも魅力ですね。
NEC「Lavie Direct HZ」
Lavie は非常に軽量であることが特徴です。
持ち運びが前提となるモバイルノートでは非常に重要な特徴ですね。
ただし、スペックは他のPCに比べて詰め込むことができない印象で、
価格も頑張っても20万円程度に収まります。
リーズナブルで、軽量と思えば非常に優秀ですが、
よりスペックを求める場合は、他のPCを考えることになるでしょう。
富士通「LIFEBOOK WU2/C3」
Lavie 同様に軽量であることが特徴のLIFEBOOKです。
Lavieに比べてカスタマイズ性が高く、
より高スペックな構成を選べるところがLavieより優っていると言えるでしょうか。
軽量でかつ、高スペックなものを求めるならこのLIFEBOOKかもしれません。
パナソニック「レッツノート LV7」
なんと、レッツノートには、13型/13.3型は存在しません。
近いのは、14型になります。
ザ・ノートPCという感じのデザインが特徴的なレッツノートですが、
モバイルノートには珍しいディスクドライブが付いているのももう一つの特徴です。
SONY 「VAIO S13」
VAIOの魅力はスタイリッシュなデザインもさることながら、
最高クラスのスペックを他のノートPCよりも安価に提供しているところでしょう。
予算が余ったといっても、それほど高額なものは購入できないとなった場合、
このコスパの良いVAIOが第一候補に挙がりそうです。
レノボ「ThinkPad L390」
ThinkPadの特徴は大容量の目盛りが詰めることです。
その他が、最大で16GBまでの構成となっているのに対して、
ThinkPadでは、32GBの構成が選べます。
しかも、価格も安価になっています。
メモリを食う計算を想定しているなら、
ThinkPadが強い味方になってくれるかもしれません。
ASUS「ZenBook S」
数万円で買えるような格安のノートPCを販売していることで有名なASUSですが、
そのコスパの良さは、ハイスペックなPCにおいても健在のようです。
最高級のスペックのPCであっても、20万円前半と、
かなり安価な価格で提供されています。
まとめ
現状のモバイルノートPCでのスペックは、
「1.8GHz×4コア、16GBのメモリ、1TBのSSD」を備えていれば、
ハードウェア的には最高級と言えそうです。
中でも、AppleはCPUとストレージ容量において、他メーカーから抜き出ていて、
レノボは、メモリの点で他のメーカーから抜き出るなど、
ハードウェア構成のレベルでいくつかの差別化が見えました。
また、コスパの面で強いのはソニー、ASUS当たりのようです。
用途に合わせて適切なノートPCを選びたいですね。