漫画の電子化が進み、
様々な会社が独自の漫画アプリを作り、
そこで電子漫画を提供されています。
どのアプリも比較的似たような作りをしていて、
毎日数話ずつ無料で読めるようにし、
一度に読みたければ課金してくださいという形がとられています。
このようなサービスのおかげで、
「半分無料の漫画」が沢山手に入る今日ですが、
アプリ毎に読める漫画が違うので、
漫画を探すにしても、読むにしても、
いちいちアプリを切り替えないといけないという煩わしさがありました。
そんな煩わしさを一気に取っ払ってくれるのが、
「漫画ビレッジ」というサイトです。
無料漫画サービスへの入り口になる
漫画ビレッジでは、漫画自体を提供するのではなく、
様々なサービスに散らばっている無料で読める漫画へのリンクをまとめてくれています。
そして、漫画を読む際には、リンクを辿って、
その漫画が読めるサービスへ移って、
通常の通りにサービス上で漫画を読むということになります。
そのため、一度に読める話数に制限のあるものは、
そのまま制限が適用されることに代わりはありません。
ただ、複数のサイトの漫画を横断的に見ることができるので、
その漫画を提供しているのがどのサイトなのかを意識することなく、
好きな漫画を探して読みことができます。
漫画村と似ている？
一時期ニュースで話題にもなった「漫画村」も漫画へのリンクを集めたサイトでした。
決定的な違いは、「漫画村」では、ネット上に不当に公開された漫画を見つけて、
そこへのリンクを提供するというものだったのに対して、
「漫画ビレッジ」では、正当な手続きに則って公開されている漫画を見つけて、
そこへのリンクを提供するという点です。
簡単に言ってしまえば、漫画村はいけないものを紹介しているサイトであるのに対して、
漫画ビレッジではその辺の商品を紹介しているサイトということになります。
紹介するものが漫画で、紹介先のリンクを集めるという意味では同じような仕組みですが、
紹介しているものが決定的に違いますね。
また、「ビレッジ」は「村」を意味する英語なので、
名前がかなり似ていると言えばその通りです。
おそらく「漫画ビレッジ」を名づける時も意識されていたのでしょう。
今後に期待
まだサービスを開始したばかりのサイトなので、
もう少し欲しいなという機能はいくつかあります。
例えば、「ランキング機能」です。
よくある漫画アプリでは、
そのアプリ内でのランキングを表示することができますが、
それだと、他のアプリの漫画と比べた時に本当に面白い漫画はどれなのとなってしまいます。
漫画ビレッジでは、せっかく複数のアプリ・サービスを横断して漫画へのリンクを提供しているので、
横断的なランキングがもっと充実すると良いと思います。
既に、「漫画ビレッジで人気のマンガ」を表示する仕組みは入っていますが、
さらにジャンルで分けたり、瞬間的な人気と、一定期間の人気を分けたりなど、
よりランキング機能が充実するとより使い勝手の良いサイトになるのではないでしょうか。
また、「既読管理機能」も欲しいところです。
漫画を読むならこのサイトに来ればOKというような立ち位置を築けそうなサービスなので、
どの漫画を読んだかは、まさにこの漫画への入り口で管理してほしいものです。
今後の機能拡充に期待ですね。
