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"Just my two cents"とは

英語のビジネスメールでこんなフレーズを見かけることがあります。

"Just my two cents"

直訳すると、
「私の2セント」
ですが、これでは意味不明ですね。

このフレーズは、自分の意見を控えめに述べるときに、
その前置き(あるいは結び)として使うフレーズです。

あえて日本語に訳すなら、
「単なる私の思いつき」とか、
「愚見を申しますと」みたいな形ですね。

自分の意見を卑下する表現

このフレーズで、何が2セントなのでしょうか。

それは、その前後の文章、つまり自分の述べた意見が、
2セントの価値であるということです。

2セントは日本円にして2~3円程度で、
価値が小さい意見であるといって、
自分が述べる意見を卑下する表現になっています。

このため、自分の意見を控えめに述べる時に、
"my two cents"という表現がよく用いられます。

相手にも使える

2セントの価値の意見であるというと、
"your two cents"のように相手に使うと失礼な気がしますが、
実は、この表現も使われます。

例えば、相手の意見を聞かせてほしい場合に、
"Put in your two cents." と言うことがあります。

相手の意見を2セントの価値しかないと言うのは気が引けますが、
"two cents"の由来を見てみると納得できるでしょう。

two centsの由来

自分の意見の価値を小さく言うだけなら、
"one cent"でも、"three cents"でも良さそうな気がしますが、
なぜ"two cents"なのでしょうか。

"two cents"の由来にはいくつか説がありますが、
昔、手紙を送るための費用が2セント(2ペニー)だったから
という説があります。

意見を相手に伝えるための費用が2セントだから、
"my two cents", "your two cents"が、
私の意見、あなたの意見を表すということです。
これなら、"your two cents"にも抵抗がなくなりますね。

バリエーション

"Just my two cents"には、
いくつか書き方にバリエーションがあります。

Justは省略して、"my two cents"としたり、
2セントの価値を表すために、
"my two cents's worth"と表現することがあります。

また、2セントの表記として、
"my 2¢"
"my 0.02$"
のような書き方がされる場合もあります。

まとめ

初見ではわかりにくいのですが、
意見を控えめに述べる時に便利な
"just my two cents"というフレーズを紹介しました。

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