Amazon では、PA-APIと呼ばれるAPIを使って商品情報を取得することができるのですが、
一日のAPIリクエスト回数には上限が設定されています。
clean-copy-of-onenote.hatenablog.com
そして、この上限は、ちょこちょこ変わっているようで、
2019年1月16日にも変更されるようで、
「お客様のPA-APIのリクエスト上限の変更について」というメールが届きました。
基本的には、APIを利用して、商品を紹介した売り上げ額に応じて、
リクエスト回数を制限するということのようですが、
「過去30日以内にPA-API由来の売上実績がない場合、
PA-APIのアクセス権を失ったことをお知らせするメッセージが返却されるようになります。」
とも書かれていて、最悪の場合、リクエストができなくなる可能性も示唆されています。
このリクエスト回数の上限は、単に売り上げだけではなく、
PA-API由来の売り上げに限定されているので、
ちゃんと設定していないと、売り上げ0円で、最悪APIが使えなくなる(?)恐れがあります。
そんな私も、PA-API由来の売り上げは0円なので、
行った対応をここにまとめておきます。
2019年1月16日からのAPIリクエスト回数上限の変更
まずは変更内容を見てみましょう。
具体的な内容は下のリンクから確認することができます。
とはいえ、記載されている文面だと、
何パターンか解釈の仕方があり、
実際どうなるのかは曖昧です。
特に問題なのは、初期リクエスト可能数の解釈です。
変更後は、初期リクエスト可能数というものが設定されていて、
1日あたり8640リクエストが可能とされています。
問題は、売り上げがなければ、
この初期リクエスト可能数を下回る可能性があるのかということです。
もし、下回る可能性があるのだとすれば、
リクエスト上限が0、つまり、
APIの利用が一切できない状況があり得るという恐ろしい事態になります。
「PA-APIより取得した商品リンク経由の発送済み商品売上が過去30日以内に発生していない場合、
PA-APIをご利用いただけなくなる恐れがございます。」
という文面もあるので、
初期リクエスト可能数を下回ることはあるというのが可能性として高そうでしょうか。
純粋にデータ収集目的の人は使うなってことですね。。。
PA-API経由の売り上げ確認
売り上げがないと、最悪、APIが使えなくなるということなので、
まず最初にすべきことは、
PA-APIで現時点で売り上げが出ているかどうかです。
売り上げは、amazon アソシエイトのレポートから見ることができます。
普段は紹介料ばかり見ているかもしれませんが、
売り上げも確認できますし、
それがAPI経由かどうかも確認することができます。
確認方法は以下の通りです。
- https://affiliate.amazon.co.jp/home にアクセスする
- 「レポートの詳細をみる」をクリック
- レポートの日付の本日以外の見たい期間に設定する
- 「リンクタイプレポート」をクリック
- PA-APIの欄を確認する
はい、見事にゼロです。
というか、別のリンクタイプでカウントされています。
このままだと、APIを使えなくなるので、
ちゃんと対応しておきましょう。
リンクはPA-APIから取得したものをそのまま使う
PA-APIを使って商品情報を取得していて、
売り上げもあるはずなのに、
上の売り上げが0円になっている場合は、
PA-APIで取得しているURLに手を加えてリンクを張っていないか確認しましょう。
PA-APIでは、商品のリンクが「DetailPageURL」として取得できますが、
そのリンクは下のようなURLの形式になっており、
かなり長々しいものになっています。
https://www.amazon.co.jp/[商品名]/dp/[商品番号]?SubscriptionId=[~~~]&tag=[アソシエイトID]&linkCode=[~~]&camp=[~~]&creative=[~~]&creativeASIN=[商品番号]
URLを見ると、商品番号が二回出てきたり、
よく分からないパラメータが何個かあったりととても気持ち悪いURLになっています。
そのため、中には、このURLから必要な情報だけを抜粋して、
修正したURLを使ってリンクを張っている人もいます。
実際、私自身もそうでした。
紹介料を得るために、URLとして必要なのは、商品番号と、アソシエイトIDのみで、
下のようなシンプルなURLでもちゃんと紹介料が得られます。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/[商品番号]/[アソシエイトID]/
ただし、このURLを使っていると、
PA-APIの売り上げとしてはカウントされないのです。
つまり、いくら商品が売れていても、
紹介料は入ってくるものの、
PA-APIとしての売り上げは0になり、
1月16日の変更でAPIの利用が出来なくなってしまう可能性があります。
このように、リンクを簡略化している場合は、
APIの利用が出来なくなる前に、
PA-APIから取得した長いURLの方でリンクを張り替える必要があります。
まとめ
APIから取得できるURLが冗長で気持ち悪いため、
URLの整形を行っていましたが、
そのせいで、APIが利用できない危機に陥りそうです。
まさに良かれと思って余計な事をしてた例ですね。